会社や仕事を定年退職して、第二の人生をスタートさせて、いざこれから老後を迎える人が抱える悩みにはイロイロあります。
今まで、会社や仕事で一生懸命頑張ってきて、まだまだ働けるのに定年ということで会社を去らなければならない・・・。仕事を取り上げられることで、社会から取り除かれてしまったという孤独感。
65歳になったという事実だけで「高齢者」と呼ばれてしまうことへの抵抗感。
こうした心の悩みを抱えてしまう方が後を絶ちません。
現役時代は仕事のストレスに悩み、老後は仕事から離れてストレスを抱える・・・。
まさに「ストレス地獄」といえるような苦しみを抱えた人が増え続けています。
「生きる」こととは何ぞや、という問いかけをしてこなかったツケが、老後に一気に噴出してしまったといえるかもしれません。
現代の日本では、「死」を徹底的に日常生活と切り離してしまっています。
亡くなる人のほとんどが病院で最期を迎え、葬式は郊外の斎場で行われるケースが多くなっています。日常生活の中に「死」の匂いのするものはほとんどありません。
日常生活から「死」を完全に閉め出してしまったがために、コントラスト(対比)としての「生きる」ことの大切さも薄れてしまったように感じます。「死」を真正面から捉えることで、「生きる」意味が見えてくるのではないでしょうか。
老後を迎える前に、現役の間に「死」について、「生きる」ことの意味について今一度考えてみてはいかがでしょうか。