日本航空のOBらで作る「JAL企業年金の改定について考える会」は5日、
政府が検討している企業年金の給付水準引き下げに反対する要請文を長妻厚生
労働相あてに提出した。
と新聞報道にありました。政府の論理は、税金で資金注入するのだから、それ
を年金の財源に使われては、国民の理解が得られない、というものです。
それも一理ありますが、日航の元社員の皆さんにとっては死活問題かもしれま
せんね。経営の悪化は経営者のミスなのに、なぜ……という思いもあるでしょ
うし。
なにしろ、それほど老後の資金には、皆、神経をとがらせています。
最低限の生活を送る経済的基盤がほしい。
健康ならいいが、もし病気になったら心配。
自分の葬式の費用ぐらいは。
介護施設に入る時に困らないように。
こう考えてみると、心配すべきことが山積みで、なんと人生とはややこしいも
のか、と頭を抱えたくなります。
家内の親戚がドイツに住んでいます。時々、ネットでチャットするんですが、
彼らは一日中、パソコンがオンラインになっているのです。よくよく聞いてみ
ると、失業中とのことでした。そのわりにはいい暮らしをしています。
衣食住で、困っている様子はありません。いわゆる生活保護のような、政府の
福利厚生によって、保障を受けているようです。なんと、極楽のようなところ
ではありませんか。日本で失業者が住むところもなく、ネット難民となって、
社会問題となっている国とは、えらい違いじゃないでしょうか。
もちろん、ドイツにはドイツの問題があるのでしょうが……。
老後をどうするか、にこんなにも悩まなくてもいい社会があればいいのです
が。