今や老後と言っても、20年~30年あると言われます。
これは、平均寿命を生き抜いたならば、という前提条件に立っています。
昨年末だったと思いますが、老後をどう過ごすかを長年研究していた男性が、
60歳を少し越えた年齢で亡くなったというニュースを聞きました。
改めて、老後というのは、全員にあるものではないんだな、ということに気付
きました。
さて、これも以前、NHKのテレビ番組で見たのですが、幼児とお年寄りが一
緒に助け合って暮らす施設が紹介されていました。
軽い認知症になったお年寄りが、5つか6つの子供の世話という仕事を与えら
れると、やる気が出て、それまで自分では歩行できなかったのに、子供を追っ
て歩いているのに、みんな、びっくりしていました。
子供は子供で、偏見を持たずにお年寄りと接するので、非常にいい関係ができ
ていました。
四国か関西のどこかだったかと思いますが、いろんな家族や独り者が一緒に共
同生活するアパートがあるそうですが、都会のマンションのような冷たい隣人
関係ではなく、温かく濃密な関係を持って、明るく朗らかに生活している。
やはり人間は一人では生きていけません。このような家族を越えたヨコのつな
がりによるコミュニティーを復活させることで、穏やかな老後を過ごすことが
できるような気がします。
高額な保証金や入居費を払って入った老人施設で、寂しく暮らす人もありま
す。そんなお金を持たないため、苦しんでいる人もあります。
お金があればいいですが、もっと大事なものを見失ってはいないだろうかと、
今の生き方も見直してみるのもいいかもしれません。