住友信託銀行が、老後の生活資金を試算しています。
http://senior.sumitomotrust.co.jp/kikou/secondlife/lifeplan/lp04.html
これを見ると、老後に新たに支払いが必要となるお金もあるということで、驚きました。たとえば、健康保険料です。在職中は、半分は会社負担ですが、退職とともに、全額自己負担になります。
そんなことを含めて試算すると、だいたい月21万円というところのようです。
こういう試算は、平均的な人を想定していますが、もちろん、人生いろいろですから、必要な額も幅が出てくるでしょう。働いている今でさえ、そんなにもらってないという人もありますから。
よく老後の人生設計が大事といいます。生命保険の営業の人は、人生設計のフローチャートのようなものを見せてくれます。何歳で結婚して、子供は何人、子供が卒業するころにはあれして、これして、と。老後の資金も今から計算しておかないと、と警鐘を鳴らします。
20代のころ、私もそのように人生設計を考えてみたこともありましたが、実際は、所期の設計とは全く違った人生を歩んでいます。人生には不測の事態が多すぎます。
そこで、不測の事態に備えて、入院費用はこれだけ、リフォーム費用はこれだけ、◎◎◎のためにはこれだけとまた、資金需要が増えていきます。そして最後は自分の葬儀費用でしょうか。最大の不測の事態ですね。
いつ仕事を止めるか、までは計画も立てられますか、いつまでこの世にいるかは、全く計画が立ちません。未来を考えるのは、難しいものです。
友人が親鸞会 (http://www.shinrankai.net/)で仏教の話を聞いていますが、何もかも不確実なこの世界で、老後よりも確実に訪れるのが「後生」だと彼は言います。確かに、若くして死んでしまえば、老後はないわけですが、後生は確実に訪れます。
その設計は、どうするのか。21世紀はそういうことが、もっと問題になってくるのではないかという気がします。