よく年を取ると頑固になると言われますが、ある科学者は、
年を取ったから頑固になるのではないと反論しています。
「高齢になって頑固になる人は、若いころから頑固だった人だ」
と言うのです。うーん、と深く頷かされるところがあります。
確かに老化によって前頭葉の働きが鈍くなり、
感情が抑えられなくなる、ということはあるでしょう。
しかし、それは現象の表面だけを見ていると言えます。
なぜかといえば、老人の全てが頑固になる訳ではないからです。
親鸞会で仏教の話を聞いている友人が、よく、
「因果の道理」ということを話してくれます。
話せば長くなりますが、世の中のことは全て原因と結果が
密接に関係していて、原因なしに結果が現れることはない
すべての結果には原因があるということです。
そして、未来の結果の原因は、みな現在にあるといいます。
年を取ってから現れるいろんな結果の原因の多くは、
若いころにあったということです。
分かりやすいのが、肉体の病気でしょう。糖尿病とか、
ガンとかの成人病も、今では生活習慣病と言われます。
長年の生活習慣が原因だからです。
食生活などの目に見える習慣もそうですが、目に見えない、
心の中で行われる、思考の習慣も、大事にしていきたいものです。
若いうちに作った原因のすべてが老後に一度に出てくるとしたら、
こんな恐ろしいことはないからです。